K&G RACING S耐プロジェクト「ピレリスーパー耐久シリーズ2020 Rd.5 オートポリス5時間レース」参戦レポート

大崎 達也選手の「ピレリスーパー耐久シリーズ2020 Rd.5 in オートポリス5時間レース」 参戦レポート!!

K&G RACING S耐プロジェクトは2019年から挑戦を開始しました。
フォーミュラEnjoyを中心に活動を開始してから今年で12年目になります。お陰様で2015年から5年連続でシリーズチャンピオンを獲得させて頂きました。チャンピオンを獲得したドライバーの次の目標の一つが「スーパー耐久シリーズ」への挑戦です。ST-5クラスに参戦中のクローズアップレーシング様の協力で実現したことを深く感謝しております。

日時 :2020年12月12日~12月13日
場所 :大分県日田市上津江町上野田1112-8 オートポリス
チーム :クローズアップレーシング 様
クラス :ST-5クラス #182 フィット
メンバー:Aドラ=谷岡 力選手、Bドラ=大崎 達也、Cドラ=猪股 京介選手、Dドラ=西尾 和早選手
<レース結果>
予選 :7 / 13 位
決勝 :DNF

 

<予選>
予選はAドラ・Bドラ合算タイムで争われます。路面は練習日を通してドライコンディションでしたが、気温は10℃前後とコートを着ていないと寒いくらいの気温でした。今回は5時間耐久レースということもあり、土曜予選、日曜決勝という流れでした。
12月12日 9:40~、定刻通りAドラ予選が開始されました。ドライコンディションという事もあり、荒れた展開になることはありませんでしたが、昨年の開催時期は夏であったのに対し今年は初冬に開催ということもあり、昨年の予選トップタイムより約3秒も速い展開になっていました。この時点で9番手。
10:45~、いよいよ大崎が担当するBドラ予選が開始されました。外気温は、ほぼ変わらずの状態で路面温度はお世辞にも高いとは言えませんでしたが、タイヤのおいしいところは4~5周目までの感触だったので、そこに向けしっかりとウォームアップ。前には88号車、間合いを取りながらアタックへ入りましたが、88号車のペースが思うように上がらず、4周目のアタック時には追いついてしまいタイムも2分12秒461止まりとなってしまいました。そこで5周目はいったんクーリングをはさみ、6周目に再度クリアを取ってアタックへ。全てのコーナーを丁寧にクリアし、最終コーナーを立ち上がった時点でタイムはマイナス表示。結果2分11秒749でロードスター勢に割って入るBドラ予選3番手、総合結果は7番手で予選を終えました。

 

<決勝>
オートポリスは5時間の耐久レースです。決勝は全クラス(全8クラス)が一斉に走行します。空は快晴、路面はドライコンディション。スタートは猪股選手が担当しました。猪股選手⇒大崎⇒谷岡選手⇒猪股選手⇒西尾選手とバトンを繋ぐ予定で決勝へ挑みました。
10:45〜、定刻通りグリーンフラッグが振られ、フォーメーションラップが開始されました。気温や路面温度の低さを考慮し、今回は3周のフォーメーションラップが実施されました。また全クラスでのレースの為、スタート直後の混乱を避ける理由から、ST-X・ST-Z・ST-TCR・ST-1・ST-2・ST-3とST-4・ST-5の2グループに分けられスタートが切られました。スタートしてすぐ、前をいく88号車が早々にトラブルでピットイン。自チームは淡々と周回を重ね、約1時間後猪股選手から大崎へバトンタッチ。この時点で5番手。給油のみでタイヤは無交換でピットアウトします。ピットと無線で交信をし周囲のタイムとギャップを確認します。大崎のスティントは1時間強を想定していた為、ここまで使ってきたタイヤを上手く使う必要がありました。
まだ残っていたタイヤを上手く使いながら2分15秒~16秒台で周回を続けていくと、50号車が100R先でクラッシュ、コース上で停車しているのが確認できました。その直後、マシン回収の為にFCY(フルコースイエロー)ボードが提示され、全50[km/h]制限に。約1周その状態が続いた後、グリーンフラッグが振られレースが再開されました。スティント後半ではかなりタイヤが苦しくなってきていましたがドライビングをアジャストしながら何とか順位をキープし続け、4番手まで浮上。約1時間のスティントをこなし、谷岡選手へとバトンを繋ぎました。ドライバーチェンジ後も終始安定したパフォーマンスで走行を重ね、再度猪股選手へ。456号車、72号車に少し逃げられていましたが、前を走る69号車、102号車とは15秒以内での戦いです。このスティントでも付かず離れずの走行を続け、表彰台への望みを繋ぎます。レース開始から4時間弱が経過した頃、最終西尾選手へとドライバーチェンジをしました。元々ガソリンが持つか、持たないかと作戦を練りながらスティントが組まれていました。
西尾選手の走行開始から約40分が経過した頃、ガス欠症状が現れ、給油のみのピットインを実施。すぐにピットアウトし順位変わらず5番手を走行しているとマシンに異変が!! ガス欠症状と思われた状況は実際はそうではなく、マシントラブルによるものでした。だましだましチェッカーへ何とか辿り着けると思っていた矢先、マシンが止まりましたと無線。残り1分のところで僕達のレースは終わりました。

 

<最後に>
マシントラブルというチームにとって物凄く悔しい結果となってしまいましたが、
大崎個人としてはBドラ予選でロードスターに肉薄できたことで、次へ繋ぐ自信を得れた1戦となりました。鈴鹿ではここまでみせてきたチーム力を更に加速させ、必ず優勝を勝ち取ります。今回のレース参戦に当たってサポートしていただきましたチーム関係者の皆様は元より、ご協賛いただきました企業様・個人様、そして現地に駆けつけて応援してくださった皆様に厚くお礼申し上げます。本当にありがとうございました。今後もチーム、そして大崎の応援を宜しくお願い致します。

 

DRIVER 大崎 達也選手
2018年 フォーミュラEnjoy FE1クラス チャンピオン
2019年 フォーミュラEnjoy FE2クラス 完全勝利6連勝!(デビューから11連勝は新記録)
「ピレリ スーパー耐久シリーズ 2019 第3戦富士SUPER TEC 24時間レース」
でデビューを果たしクラス3位入賞を果たす!
大崎 達也選手のホームページです!←ここをクリック!!!!