好調!!全日本ラリー選手権第2戦&第3戦 C72サポートチーム 豊田自動織機レーシングチーム参戦レポート!!

2021年JAF全日本ラリー選手権 第2戦(実質の開幕戦)
新城ラリー2021 Supported by AICELLOで天野/井上組がJN5クラス2位!!

 

開催日:3月19日(金)~21日(日)
開催地:愛知県新城市
サービス会場:新城市総合運動公園(無観客試合)

結果:JN5クラス(1500cc) 2位

【大会概要】
2021年もコロナ渦中でのシーズンとなり、第1戦 嬬恋は緊急事態宣言のため中止となった。そのため昨年同様、新城ラリーが実質の開幕戦になる。
今年も無観客での開催となったが、今年のラリーは多くが無観客なのかと予感させた。
DAY1は非常に天候が良く素晴らしいコンディションでのラリーとなったが、DAY2は変わって災害級の豪雨となり競技中のトラブルを誘発することとなった。

【DAY1SEC1】
非常に天気が良かった。タイヤはドライタイヤを選択、気持ちよくアタックし、ライバルとの秒差の争いを堪能した。
SS1(船着1):
昨年の雨とはうって変わり、走りやすい路面だった。ライバルとは1㎞あたり1/100秒の争いとなりテンションが上がるのを感じた。
SS2(鬼久保1):
パワーがない1500cc車両はコーナーでの車速維持がタイムアップの肝となる
そのためには幅サイズの大きいタイヤが有利になるが、車速が高かったり、上りが主体となると加速面で不利となる。その塩梅が難しいがここで少し差をつけることができた。

【DAY1SEC2】
SS3(船着2):
今度も先ほど同様に1/100秒を争うタイム差、SS2でのアドバンテージは大きかったと一安心。
SS4(鬼久保2):
先ほどアドバンテージを得たコースだが、ライバルもタイムアップ、ここでもコンマ差の争いとなった。
このステージはSS2のタイムが決め手となり首位で初日を終えた。
明日からの天気は一転、荒れるとのことで、タイヤ選択に悩むことになった

【DAY2SEC3】
朝のサービスでタイヤ選択に悩む。天候急変によりタイヤ使用本数制限が6本⇒8本となり、選択支が増えた。
しかし、排水性の高いタイヤは幅が狭く、柔らかいコンパウンドで幅の広いタイヤは排水が厳しい。悩んだあげく柔らかい幅広で勝負に出た。
SS5(雁峰北1):
スタート直前から雨量が急速に増加、コースには見た目に水膜が貼った状態となった。
タイヤ選択勝負は見事に外れ、トップから3番手タイムとなってしまった。ここでライバルにトータルで0.6秒逆転される。
SS6(鬼久保3):
リアにはヘビーウエット用を履いてきていたため、移動区間でタイヤを前後ローテーション、フロントで水を掻いてリアをそのラインをトレースする走行で逆転を狙う。しかし、ここで前走車がトラブル。 SSは後続が全車通過となり、同一タイムが与えられることになった。

【DAY2SEC4】
このセクションでの逆転作戦を考えて、移動区間(リエゾン)し給油(ガスコン)を実施、サービスパークに戻ったところで、競技の中止を告げられた。
天候はドンドン悪化しており、中止も止む無しと理解したが、0.6秒差で逆転されたままとなってしまった。
結果は初戦2位 完走。SEC3スタートでのタイヤ判断ミスが原因だが、50㎞以上競争して0.6秒差はとても残念でした。

 

2021年JAF全日本ラリー選手権 第3戦(実質の第2戦)
ツール ド 九州2021 in 唐津で天野/井上組がJN5クラス見事優勝!!

開催日:4月9日(金)~11日(日)
開催地:佐賀県唐津市
サービス会場:ボートレース唐津駐車場(無観客試合)

結果:JN5クラス(1500cc) 1位

【大会概要】
ツールド九州は昨年コロナ影響で4月から11月に開催が延期されていた。
そのため、4か月のインターバルで再び唐津のコースを走ることになった。11月開催と変わって陽気が良く路面温度が高いため、また大会1週間前から雨が降っておらず、路面の攻撃性が高く、タイヤ摩耗に厳しくなることが予想された。この大会は地元九州勢が好タイムを刻むことも多く、緊張感のある展開となる。

【DAY1SEC1】
SS1(Uchiura1):
去年の唐津は10年ぶりくらいにベストタイムの無かったラリーだったので、オープニングSSは是非ベストを獲得したい。最初からアタックを敢行しベストタイムでラリーをスタートできた。
SS2(Sanpou Reverse1):
旋回時間が長いコーナが連続し、あまり直線区間がない唐津の名物コース。タイヤへの依存度が高いコースレイアウトだが、排気量が小さいクルマでも総合順位の上位が狙えるレイアウトとなっている。
このコースでライバルがトラブルで離脱、その他のJN5クラスでは大きなタイムアドバンテージを作る事に成功した。3戦優勝から遠ざかっているので、このアドバンテージを有効に使い、このラリーは確実に優勝したい。
SS3(Uchiura2):
リエゾンでタイヤ摩耗をチェック。予想よりフロントの摩耗が進んでいた。次のSS4はロングなのでペースと落とすと一気にマージンを放出してしまう。こもSS3はアクセルを我慢する作戦に出た。
SS4(Sanpou Reverse2):
なるべくペースを落とさないで走行したが、SS2の状態よりも路面温度が高いのか、前半ペースが速かったのか
SS2よりもタイヤの応答が怪しくなるタイミングが早くなった感があった。
なんとかクラスベストは獲得したが、SS2よりもペースは上がらず、マージンを大幅に増やす事はできなかった。
それでもDAY2は各SSのタイム差が僅差になると予想していたので20秒以上マージンを作れたのは大きい。

【DAY2SEC2】
SS5(Shirakikoa1):
久しぶりに使うコース。いつも濡れ気味でスリッパリ―な印象のコースだったが、完全ドライの今年は印象が違った。いままでの印象からタイヤはソフトタイプを選んでいたが、かなり粗い路面だった。下りコースのためフロントが厳しいショートコースだが、中盤からフロントが厳しいと感じた。
SS6(Hachiman1):
ここからはマージンを睨んでの展開、大きく負けなければ優勝は硬いと考えられた。
SS7(Bizan1):
今年もやはりギアを悩む場面が多く、シフト頻度が増える傾向にある。どうもタイムが上がらない。

【DAY2SEC3】
SS9(Bizan2):
サービスでタイヤ摩耗状況を確認し、DAY2のソフトタイヤそのままで走ることにした。
このコースがタイムが出ない事が分かってきたが、大幅に負けないように走る。
SS8(Hachiman2):
ここはやや高速コーナがあり、タイヤ的にも優しいと思われたのでペースを上げて、今回最後のベストタイム。
SS10(Shirakikoa2):
キロ当たり3秒以上余裕があるため、余裕をもってアタックしたが、想像以上にタイヤに厳しかった。
地元選手は硬いコンパインドを選択しており、DAY2の苦戦要因と考えられた。

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