2022年JAF全日本ラリー選手権 第4戦『YUHO RALLY TANGO』C72サポートチーム 豊田自動織機レーシングチーム参戦記!!

GRヤリスRSのCVTモデルが全日本ラリー選手権で見事4連勝!!

大会名:2022年JAF全日本ラリー選手権 第4戦 YUHO RALLY TANGO
開催日:5月20日(金)~22日(日)
開催地:京都府京丹後市
サービス会場:丹後文化会館駐車場
結果:JN5クラス(1500cc) 1位

【大会概要】
例年この時期から気温が高くなり、水温・油温が厳しくなる。しかし今年はやや涼しく、選手の体力的にも楽なラリーとなった。
やや高速なアベレージのターマックステージはスペック勝負のところもあるが、一方でコーナーの数も多く、ハンドリング勝負の大会でもある。

【DAY1SEC1】
SS1(Taiko Hillclimb 1):
SS2(Tsunotsuki 1):
SS3(Nariai 1):
DAY1はSS1が100%ヒルクライムとなる。全体的にスペック重視のレイアウトか?
JAFの競技車両規則からロータリー係数が消えて久しいが、その為、たまにRX8が同じクラスで走ることになる。
SS1はRX8が短いSSで約6秒差となる圧倒的なベストタイムであった。
続くSS2もRX8が2秒差でベストタイム、計8秒差となるなかなか厳しいオープニングとなった。
しかし13k超のSS3にて約14秒の差をつけトップタイム、RX8を逆転しトップでSEC1を折り返す。

サービスA
特にトラブルは発生していないが、SEC2も同じコースレイアウト。タイムの出方は同じ傾向が想定される。
タイヤの摩耗状況を確認、路面温度があがる午後からはタイヤコンパウンドを変更すべきか悩む。
とりあえずタイヤはそのまま行くことにしたがSS4、SS5をいかに差を小さく抑え、SS6で出来るだけ大きくタイム差を出せるかがDAY2に向け有利に試合を運ぶ条件となる。

【DAY1SEC2】
SS4(Taiko Hillclimb 2):
SS5(Tsunotsuki 2):
SS6(Nariai 2):
SEC1と同じレイアウトの2ループ目、SS4はSS1同様にRX8がベストがその差は4秒。
SS5ではSEC1よりペースが良く、2秒差でベストを獲得できた。
ロングとなるSS6はコーナの数が多くハンドリングコース、ここで約7秒差をつけるベスト。
SEC2をトップで折り返す。

サービスB
DAY1トップでも折り返しだが、差が10秒強なので余裕はない。
しかしながらJN4クラスのタイムも上回るペースのため、これ以上のペースアップは難しい。
タイヤの摩耗状況を確認するとフロントはDAY2全てを走るのは厳しそうなので、明日のSEC3は朝の路面も考慮しフロントは新品タイヤを投入することにした。
またブレーキがやや厳しく感じ、フィーリングが変わってきた感じがしたのでブレーキパット表面をサービスでかるく磨いておくことにした。

【DAY2SEC3】
サービスC
朝のサービスでタイヤエアをチェック。天気予報では、土曜日よりも温度が上がりそうな感じだった。
サービスアウト直前にSEC4から更に硬いタイヤを使える様に組換を頼む。
SS7(Nariai Reverse 1)
SS8(Tsunotsuki Reverse 1)
SS9(Taiko Downhill 1)
DAY2のレイアウトはDAY1の逆走となる。
SS8、SS9で7秒ほど差をつける
SS7はトラブルのため、SEC3の時点ではトータルの様子は分からない。
路面温度が上がって来た為、タイヤを固い方への変更を決める。

サービスD
フロントタイヤ交換実施、発熱は少し遅くなるが、後半のグリップはこちらのタイヤだろう。
とりあず残りのSSは全開で逃げきるしかない。

【DAY2SEC4】
SS10(Nariai Reverse 2)
SS11(Tsunotsuki Reverse 2)
SS12(Taiko Downhill 2)
SS10でRX8に対し20秒以上の大差をつけ首位固めが出来た。
ここからヤリス6MTが速さを取り戻し、我々と同タイム!RX8をかわして2位に浮上。
SS11、SS12とベストタイム獲得し、DAY2は全SSベスト。2位に上がってきたヤリスに対し45秒差。
DAYポイント1位を獲得すると共に、ラリークラス優勝も達成した。
SS7のトラブル裁定のタイムが与えられると、順位変動はないが、結果のタイム差は約1分差となっている。
SEC4からのヤリス6MTが速く、次戦モントレーではかなり厳しい試合になる事が想像される。

 

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